EPISODE4 暴食と指輪 Part1より登場する地球人の男性。 エーテル通信を利用したアプリケーションサービスを提供している企業「YMTコーポレーション」の若き社長。 ヒツギたちの通う天星学院の卒業生で、5年前の生徒会長でもあり、現在でもマザー・クラスタに所属している。
ストーリーボード【019-C】「食事中の一幕」にて、テレビ番組の出演者と言う形で初登場。 その後、ストーリーボード【028-C】「時代の寵児？」にて、ハギト本人がヒツギたちの前に現れる。 テレビのワイドショーでも取り上げられるほど話題の人物で「時代の寵児」と称される。
実業家だからかイマドキの若者だからか、自身の利害を基準にした割り切りの良いビジネスライクな考えを持つ一方で、自身の趣味に関しては周囲が見えなくなるほどの情熱を注ぐ「おたく」でもある。
マザークラスタの幹部の一人で、具現武装能力を持つマザーの側近「金の使徒」。ESC-Aマークを出した際*1のシンボルカラーは黄（金？）。
具現武装「エメラルド・タブレット*2」は、緑色に輝く、通信端末としてのタブレット型のアイテム。 具体的な能力は不明だが、「幻創種を精密指揮し、能力の底上げや改造量産もお手のもの」と言っており、実際に幻創種を生み出し使役する能力を見せている。
ヒツギの目前で幻創種を生み出した際「自分の軍隊を創り出すことも容易」と言っており、後に驚くべき巨大幻創種を生み出したことを考慮すると、 あるいはウォーシミュレーションゲーム（のアプリ）を模した「エーテルを材料に兵器や兵士を作り、それらで部隊を編成し指揮する」能力かも知れない。
彼の経歴から、おそらくマザークラスタの末端から幹部（使徒）へ抜擢されたものと思われるが、詳しい経緯については不明。 具現武装のことを考えると、アプリ開発に携わった前後に具現武装能力に覚醒し、そこから使徒に抜擢された可能性も考えられる。
マザークラスタへ加わった詳しい経緯については不明。 彼の言動から判明しているのは、高校時代からマザークラスタ（生徒会）に所属していたことと、マザーやマザークラスタとは（少なくともハギト視点では）あくまでビジネスのための関係であると言うことである。
ネタバレ基準について
テレビ番組のインタビューにて、社名の「YMT」は戦艦「大和」（やまと）から名づけたものだと明かす。 その後、聞かれてもいないのに兵器の魅力を延々と語り続け、その様子は偶然テレビを見ていたヒツギとコオリに「おたく」と評される。 なお社屋の入り口に模型が置かれているという戦艦「武蔵」以外*3、名前を上げたものは東京エリアの幻創種を連想させるものである。
新開発アプリ「トラトラ！」のモニター募集と称して東京のカフェでくつろぐヒツギらの前に現れ、何やら意味深長な言動を残して去っていった。 本人曰く「周りに人が集まるとやっかいなため」外出時は周囲のエーテル通信を制限しているらしく、緊急時通報さえ遮断しているという。 あまりに馴れ馴れしい態度のためヒツギらには警戒され、アルには「なんだか嫌な感じ」と評された。 それから数日後、天星学園の生徒会室にも姿を見せる。 校舎にいたのは「卒業生だから」であり、「新アプリのモニター募集のため」に訪問したと語るが、 コオリの様子からするに彼女に何らかの警告を残したようである。
ストーリークエストでは上画像のような姿に変身し、マザー・クラスタ「金の使徒」としてヒツギの前に立ちはだかる。 エーテルによる通信技術を普及させたのはマザー・クラスタであると語り、彼の企業もマザー・クラスタからある程度の技術提供を受けて成長したものらしい。 更に、マザー・クラスタには各国政府や大企業の要人も参加しており、マザー・クラスタの力があれば学校の掌握はもちろん、世界征服も可能なのだと言う。 彼によるとエーテル通信に用いられるエーテルは幻想の具現化も可能であるらしく、幻創種を軍隊と呼び「エメラルド・タブレット*4」という機器を用いて操ってみせる。 ヒツギからアルを奪い、「マザー」へと引き渡すべくヒツギに襲いかかるも、 突如現れたプレイヤー、そして「具現武装」を開放したヒツギの返り討ちに遭い、姿を消した。 自ら喧嘩を売ってきた割には自ら召喚した幻創種を完膚無きまでに一掃されると撤退するなど何やら彼自身の矜持があるようだ。
しかし、撤退後には「選ばれし人間の私が出し抜かれた」と激怒。 プレイヤーを倒すため、エメラルド・タブレットで「もっと強く凄い幻創種」を具現化させる。 その姿は緑色の軍服を着用した、一回り小さい彼自身の姿であった。 （画像クリックで拡大）
エメラルド・タブレット（これは彼の「具現武装」であるらしい）で具現化させたものは「幻創戦艦・大和」なる戦艦大和を元にした幻創種であった。 また、ハギトが召喚した軍人風の存在は「ハギト・フェムト」という名であることが明らかになる。 大和に関しマザー・クラスタの一員と思われる男性に電話口で注意を受けるが、「あれは自分の手を離れた」「後は戦いを見守るだけ」と答え、 相手が呆れるのも気にせず電話を切った。 しかし、その大和もアークスによってあっけなく撃沈されてしまう。 その後は本人の反応もなく、ストーリーにおいて名前すら出てこないためどうなったのかは一切不明となっている。
具現武装エメラルド・タブレットが変化（もしくは生み出した）した存在。容姿はハギトを一回り小さくしたもので軍服を着用している。 自我を持っており口調や性格などはハギトそっくり。幻創戦艦・大和を率いて東京へ侵攻を開始し、阻止するべく駆けつけたプレイヤーたちと戦うことに。 当初は自身の戦闘能力を用いて戦うが、大和の武装が破壊されると合一を開始。大和の武装を復活させたばかりか飛行能力と潜水能力まで獲得させ、 海上を縦横無尽に駆け巡ることが可能となった。対抗すべく新機能を搭載したA.I.Sを駆るプレイヤーに敗北し、大破した。 結局、プレイヤーにも、そしてアークスの兵器にも勝つことはできなかった。 あっさりと倒されてしまう存在だが、他の人物の具現武装が剣や銃等の武器であるのに対し、彼は巨大な戦艦というまさに桁違いの規模の具現武装を生み出したと考えることもできる。 とはいえ、他の使途が更に強力かつ厄介な能力を持っていたりするので能力的には少々地味に思えないこともない。 なお、さりげなく彼だけがオフィエルに頼ることなく自前で空間転移をしている。
オフィエルとアラトロンの会話から、実は生存していたことが明言される。 何故ベトールのように処刑されなかったのかは不明のままだが、こちらは無意味な破壊活動をしなかったということで見逃されたのかもしれない。 ちなみにベトールの処刑は「マザーの決断」とオフィエルは語っていたが実際は彼の独断だったという。
余談となるが、ストーリー配信前に「アークスライブ！」にて、彼の生死に関する質問に「生きている」との回答があった。 その際にも彼が生きている以上の事については特に触れられず、ストーリー中の内容を加味しても、やはりこの時点で彼がどう過ごしているかは不明。同放送では「しまむら勤務」や「見た目が◯SUTAYA店員っぽい」などのネタを言われたが
エンディングにてヒツギのモノローグでハギトのその後が語られた。 オフィエルの末路を知ってか心を入れ替え？現在は慈善事業に専念しているという。その一環として天星学園に多額の寄付金を送っている。 償いの方法が「金」というのは如何にもハギトらしいとヒツギにこぼされていた。 結局、ハギト本人はオフィエルとの通信を最後に一度も登場していないことになる。
2016年12月現在、設定等の由来について公式発表はなく、以下の由来は公式でない点に留意すること。
登場当初はマザー・クラスタ「金の使徒」と言う呼び名から、「銀の使徒」や「銅の使徒」の存在が予想されていた。
しかしReborn：EPISODE4で実装された東京フィールドにおいて、広告看板の中にある映画「THE LINER」の監督の名が“ベトール”・ゼラズニイであることや、 ストーリーボード【032-C】「覚醒」にて「エラーコード：オリンピア」という文言が登場したことから、 「オリンピアの天使」の一人で金星を司る天使ハギト（Haggith）との関連も指摘されていた。 その後、ストーリーボード【056-C】「日常への帰還」内イベント【059-C】「ベトールとの邂逅」で登場したベトールがマザー・クラスタ「木の使徒」を名乗ったことで、 「ハギト」の名と「○の使徒」の由来が「オリンピアの天使」であることがほぼ確定し、使徒は計7名いると予想された。
姓の「亜贄（アニエ）」の由来は不明で、他の使徒たちの姓は近現代の著名なSF作家に由来しているが、アニエと言う名に相当する著名なSF作家は不詳。 なおエノク書などにはアニエルの別名を持つ、金星を司る天使ハニエルが登場する。 ハニエルはセフィロトの樹において、第7のセフィラ「ネツァク（勝利）」を司り、色は緑、宝石はエメラルドに対応する。
また神としての金星はギリシャ・ローマ神話における「美と愛の女神」が有名だが、マヤ神話においては太陽との双子星であり「戦争の守護星」と位置付けられている。
設定画によるとネックレスのリングに彫られた名前は「An1e Hagg1th」。 2016年12月28日に行われたアークス総選挙では2位に輝いたが、アラトロンに負けたのがショックだったらしく「完全敗北!? 年長者を立てたまでのことさ！ ははは！」と負け惜しみを述べている。
正確な情報が公表されていないため推測となる点にご注意ください。
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