イス=アルス通商連合国筆頭象徴継承者。 無邪気な子供。 どこかで見たような姿をしているが……。
ルイーザで休息をとっていたプレイヤーらの前に姿を見せる。 無邪気な態度でハリエットたちと遊んでいると、側近のクラリッサが連れ戻しにやって来た。 フローはイス=アルスの筆頭象徴であり、間もなく自由がなくなる宿命にあった。 ならばその前にと首都を抜け出し、自由なひと時を得に来たのだった。 ハリエットの言葉により自らの使命を果たすべく、駄々をこねるのをやめ、クラリッサと共に首都へ戻って行った。
いよいよ筆頭象徴としての役目を果たす時が来た。 だがそこへ横やりを入れてきたのがエルミルだった。彼はフローに「力」を使うように唆し、ダークファルス【双子】へと豹変させてしまう。
こうして【双子】となったフローは手始めに、アカシックレコードの記録から魔物種や魔神城、果てには【双子】眷属のダーカーまで生み出した。 結果、イス=アルスの人々は残らず駆逐され、フローの「遊び」の犠牲となってしまった。 クラリッサが言うには、「遊びで人を殺した」のではなく、「遊んでいたら人が死んだ」とのこと。 そこで次の遊び相手としてプレイヤーに目をつけ、既に模倣体としたクラリッサに命じ、彼/彼女を連れてこさせた。
オメガ・ダランブルとなって守護輝士と一戦交えるフロー。 天井知らずの力を持つと守護輝士と、決してダメージを受けない【双子】。 終わることのない「遊び」を繰り広げていると、「オラクルのクラリッサ」が現れる。 実はオラクルのフローは、破壊的な能力を持ってしまったために隔離されたモルモットであり、 クラリッサはその監視役(または観察者)であった。
フローが抱く原初の孤独は、その生まれ故に隔離され友達ができなかったことにあった。 オラクルとオメガの記憶が混同し、言動に異常をきたすフロー。 オラクルのクラリッサはフローの孤独を理解してあげられなかったことを告げ、優しく抱きしめる。 そしてプレイヤーに向けてフローを解放してほしいと告げ、フロー諸共自信を貫かせたのだった。
クラリッサの導きによりプレイヤーは精神世界に姿を現し、フローもまた彼/彼女と対面する。 フローが抱く原初願いはただ一つ。「争いのない平和な世界にすること」。 その願いを果たすべく、気に食わないプレイヤーにもあえて力を貸すと告げた。
ちなみに【双子】・女の正体は、フローの「友達が欲しい」という願いから増殖魔術によって生み出された「もう一人の自分自身」とのこと。 こちらは「フラウ」と名づけられ、フローと共にプレイヤーの心の中で生活することとなった。 二人とも無邪気な面が強く出ていたオメガのフローとは違い、言動には若干だが【双子】が感じられるようになっている。
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