アースガイドの指導者。 勲爵士であり、エンガなど一部からは王子と呼ばれることも。 名前につけられるサー(Sir)はナイト(または准男爵)に叙勲された者に対する称号であり、敬称としても用いられる。 平民に与えられるもののため、貴族への呼称「~卿」を使うのは誤りなので注意*1。
ラスベガス某所の地下、アースガイド本部にいる。 エンガの軽口を軽くいなすなど、立場や服装からは想像できないが気さくな人物。
中東の紛争の調停・仲裁についての依頼をタブレット端末で受け取る。 紛争解決や和平調停の根回しがアースガイドという組織の役割であり、マザー・クラスタへの真向対立は本来の仕事ではないらしい。 ただし本来は秘密裏に異形の者による超常現象へ対処する組織であることから、対人策を行う昨今の状況からして異常であり、 本人曰く、人間同士で争うことは愚かで悲しいことであり、善き方向へ導かねばならないとのこと。
おそらくエーテル通信を使わない端末を使っていると思われる。 なお、アースガイドが人間を相手にするようになったのは近代になって頻繁に争いが起こるようになったからと述べている件については、 実際の時代ごとの戦争を視覚化した動画があるのでそちらを参照。 World Battleground, 1000 years of war in 5 minutes もっとも、作中の地球では近代以前に戦争が起こっていなかった可能性もあるが……
終盤、主人公一行と和解したマザーの背後に突如現れ、具現武装と思しき剣でマザーを背後から刺し貫く。 傍らにはスパイとしてマザー・クラスタへ潜入していたオフィエルが控えており、2人してマザーに対し世界再編の礎となるよう語り掛ける。 その後、瀕死で横たわるマザーに再度剣を突き立て、マザーの力を完全に吸収してしまう。
その後、唖然とする主人公一行に対し、「地球の危機を救う手助けをして頂き感謝している、今の行き詰った人類を更なる進化に導くにはマザーの力が不可欠だ」という事を語る。 当然、その内容は主人公達には理解し難い物であり、激高したエンガに「その程度の力で、本気で世界を変えられるとでも思っているのか」と問いかけられる。
それに対しアーデムは、「当然変えられる」と自信に溢れた様子で答える。 更に信じがたいことに、「これまで数千、数万の年月にわたり、人類の歴史を変えてきた」とのたまう。 アーデム本人曰く、「古の時代には書物を多く書き記して人々に感謝された事もあった」、「騙されやすく粗暴なブリテンの王を導いたのも自分である」、 「古代日本に赴いて、妖に対処し、暦の見方を教えた時もあった」などと語り、 その様子は『自分は数千年間生き続けており、度々世界に変革をもたらしてきた』と言っているような物であった。 その上で、「過去の人類は変化が激しく、進化の可能性に満ち溢れていた、しかし現在の人類は停滞しており、むしろ退化すらしている。由々しき時代だ」と嘆き、 エンガに同意を求めるが、エンガにはにべもなく拒絶される。
直後、どこからともなく襲撃してきたファレグを、片手で受け止める。 そのままなし崩しに戦闘状態へ突入するが、実力は拮抗しているらしく、決着は着かなかった。 「久しぶりだね、アイヴズ」と親しげに呼びかけるアーデムに対し、「ええ、お久しぶりです。アーデム」と怒気を含む口調で答えるファレグ。 彼ら曰く、前回に会ったのは数百年前、アーデムが錬金術に執心だった頃、ファレグが施設をまるごと蹴飛ばして以来であるらしい。 アーデムは過去の思い出を懐かしげに語るが、敵意を剥き出しにするファレグの反応を見て分が悪いと悟り、 「この状況では皆さんの説得は出来るはずもない」と語った後、「僕が地球を導き、新たなる歴史を刻む」と言い残して、ポータルを用いオフィエルと共に行方をくらました。
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