【若人】: NPC | エネミー
ダークファルスの一柱で、蟲系ダーカーの長。腰に双小剣「アプレンティスグラッジ」を携帯。 名前通り【巨躯】に比べると若いらしい。 誰よりも美しくあることを目的としており、その為ならば手段を選ばず、気に食わないものは尽く排除する傲慢で残忍な性格。ダークファルスの中でも依代の代替わりが多く、作中でも複数の異なる姿で現れる。
採掘基地防衛戦のOPムービーでも登場。結界を張っており、ダーク・ビブラスを召喚する様子が見られる。 ちなみにアプレンティス(Apprentice)は見習い・初心者を意味する単語である。職人など専門技術を持つ者の弟子のような意味合いが強い。 ちなみに設定資料集の宇野氏のインタビューによれば、「【若人】は見習いというイメージ」とのこと。 設定画の段階では腰に差したツインダガーが【若人】本体と記載されている。
復讐のためにルーサーの手引きを受けてアークスシップを襲撃。その場に居合わせた少女(サラ)の命を救うために創世器を手放した二代目クラリスクレイスと交戦。【若人】の隠し持っていた「魅了」の力で操ったアークス達によって追いつめるが、プレイヤーの姿をした【仮面】の乱入で隙を突かれ、二代目クラリスクレイスの攻撃を受け瀕死となる。 その後、プレイヤーと【仮面】の戦いやマトイの自害といったドサクサに紛れて逃げ延びており、その後アフィンと共に通りかかったユクリータを乗っ取ろうとする。
撃退され力を失った際にはその影響なのか顔が豹変し、【若人】とは言いがたいシワだらけの老け顔になってしまっていた。 プレイヤーからはババレンティスだのダークファルス【老人】だの酷いあだ名を頂いてしまった、哀れ。
現在の【若人】=ユクリータは本物のダークファルスではなく、不完全な乗り移りによって10年前の【若人】の力のごく一部を継承した、紛い物のダークファルスである。 本物の【若人】は10年前の二代目クラリスクレイスとの戦闘から逃げ延びた後、ユクリータの体に乗り換えようとしていた最中に【双子】に背後から喰われて死亡している。 そしてユクリータは『面白そう』という理由から【双子】によって攫われてしまっている。その後の経緯は不明だが、【双子】が彼女をダークファルスに仕立て上げ、裏で操っていたのだろう。 (余談だが、今回の回想シーンの先代【若人】はなぜかしわが減り、【EP2】第6章のときよりも若い顔になっていた)
【双子】の言葉通り、今代の【若人】はDFの力の一部を使えるだけの人間である。 そのため10年前に封印された本体を探し出すことができず、DFとしての力も眷属の蟲型ダーカーを指揮する程度のものしか発揮できない。 また、ユクリータの記憶や意識を中途半端に残しているためか、自分の近しい人(アフィン)に直接手を下すこともできないようだ。 【双子】と違って年を取るのもダークファルスとしては不完全な存在だったためである(設定資料より)。 頑なにユクリータであることを否定していたが、終盤で【双子】から真実を明かされた挙句「本物」の複製体に始末されそうになってしまい、 プレイヤーらが【双子】を撤退させた後は半ば茫然自失の状態でどこかへ去っていった。
自分がダークファルスなのかそうでないのかに苦悩し、採掘場跡周辺をさまよう【若人】。 アフィンに何度も遭遇して説得されたり、 フーリエには「死にたがっている、心の中で泣いている」と言われたりするも、 その度に心の葛藤を抑えられず逃げ出していた。
ついにはアフィンを人質に取り、アフィンのガンスラッシュを放って「こいつを殺されたくなければ撃て」とプレイヤーに叫ぶ。 『自分がダークファルスならば、フォトンを用いたアークスの攻撃で消えてなくなる』はずだった。 しかし、プレイヤーの攻撃に貫かれても、スーツこそ破れたものの体には傷ひとつ付いておらず、自分はダークファルスではないのだと悟る。 だが、アフィンの元に戻ろうとはせず、再び姿を消した。 ※画像クリックで拡大。
自分がダークファルスでないことを理解した後、台詞の吹き出しの名前は「【若人】」から「ユクリータ」になっていた。 また、「ユクリータ」になった直後から声にかかっていた低いエコーが無くなり、通常のNPC同様に澄んだ声となっている。 プレイヤーの手で攻撃されたことにより、体内の【若人】の残滓が消滅し、ダーカーとしての能力は失われたのだった。 設定資料によればこの前後に記憶を少しずつ取り戻しており、自分が人間であることを受け入れられずにいたという。
プレイヤーは、採掘場跡でアフィンとユクリータが一緒にいる場面に遭遇する。 自分が【若人】ではなくユクリータであることを認めはしたものの、まだ姉弟仲良く、とはいかないようだ。 アフィンは【深遠なる闇】と化したマトイを元に戻すため、プレイヤーへの協力を約束するが、 ユクリータは「その子のためを思うなら、さっさと楽にしてあげなさい」と冷たく突き放す。 だが、人に戻った自分と同じように、マトイも「中途半端な例外」であれば、戻せる可能性もあるかもしれない、と助言もする。
なお、6章でアフィンともどもコスチュームがボロボロになったため、ネイバークォーツをアレンジしたようなコスチュームクリムピアシオに着替えている。
前述のように褐色肌のヒューマン女性を依代として活動しており、虫系ダーカーを使役し集団戦を得意とする。実力は高く、当時の六芒均衡のうち二人(アトッサとヴォルフ)を殺している。二人の死は敗北の事実を隠ぺいするため病死とされた。 なお、設定資料にも依代の詳細は不明となっている。また、二代目クラリスクレイスに力を奪われた際は老婆のような顔になっているが、設定資料には「どちらが本当の顔なのかは不明」と記載されている。 前述の通り本体は既に【双子】に喰われているため、現代に登場するのはいずれも模倣体である。ただしマトイによれば「すごい力を感じた。本物かと思った」と述べている。
マトイ救出作戦では六芒均衡が展開する結界を妨害するべく、【深遠なる闇】によって10年前の【若人】が模倣体として再現され、六芒均衡の五クラリスクレイスと交戦。 集団戦を得意とする【若人】とまとめて倒すのを得意とするクラリスクレイスの対決となった。 当初はクラリスクレイスを相手に優位に戦局を進めるがサラが駆けつけたことで形勢逆転。二体現れた【若人】は撃破され、最期まで「クラリスクレイス」に勝つことはできなかった。
コミカライズ版「PSO2 EP0」にも第1話から登場しており、第3話ではゲーム未登場の戦闘形態「ファルス・アプレジナ」も登場した。
【深遠なる闇】の復活に呼応するようにユクリータのフォトンを解しアウロラが誕生。二人は一体化しているため感情などを互いに通わせることが可能となっており、 人々から嫌われることを恐れるアウロラの心の弱さに対し、ユクリータはアフィンやプレイヤーによって支えられた心の強さを見せていく。 ダークファルスとして生きていた頃のことも、そしてその時に犯した罪も「自分のこと」として受け入れており、感化されたアウロラと共に贖罪のために戦うことを決意する。 この際に手にした「煌舞アウロラ」は創世器であり、アウロラが変化したようにフォトナー(人間)を素材にすることで創世器は創造されている。 一方、10年前に封印されていた【若人】の力は【深遠なる闇】復活の影響で封印に綻びが生じ、遂にはアンガ・ファンダージを吸収することによって独自の成長を遂げ、DFアプレンティス・ジアへと変貌。かくして【若人】は10年の時を経て現世に復活を果たしたのだった。 ダークファルス・アプレンティスの復活後、ユクリータはアークスシップに帰還し、シャオの特例でアークスとなった。遠くからだがアフィンのことを密かに見守っている(設定資料より)。 ちなみに【若人】が用いた「魅了」の能力は、アウロラの「美貌で人々を魅了しようとした願望」がもとになっている(設定資料より)。
二代目クラリスクレイスによって封印されていた「力*2」がアンガ・ファンダージを喰らったことで誕生した存在。 既存のダークファルスとは異質であるためアークス側から「不完全体」「幼体」という意味で「ジア」の名がつけられた。 本体である【若人】は既にいないため一切言葉を発することがない。また惑星リリーパに寄生する形で復活したためかアークスやフォトナーを依代にせずとも化身として活動が可能。 惑星リリーパの地下にて復活するが、ユクリータとアウロラの要請を受け、プレイヤーを始めとするアークスたちと交戦の末敗北。 極大のビーム砲とアークス側の粒子砲のせめぎ合いとなり、プレイヤーたちの力に押し返され霧散。再封印された。 しかし以後も復活を続け、アニメ版では黒幕となって暗躍。その末にイツキたちに敗北を喫し、その残滓は最終的にディーオ・ヒューナルに取り込まれた。 EP4設定資料集には「【若人】の残滓」と記述されている。
EP4開始の半年前に当たる物語。 夏の終わり頃からオンラインゲーム「PSO2」を介し、惑星地球に徐々に昆虫型ダーカーが出現するようになりはじめる。 目的は「依代の確保と地球への侵攻」。【若人】は新たな依代を得るため「ゲームが上手い人間」を狙って拉致していた。 事態を察知したアークスは密かにアイカを派遣し、秘密裏にダーカー侵出を阻止していた。
アニメ主人公である橘イツキの協力を得ながらもダーカーの出現はどんどん頻度を増していき、ついには高いフォトン適性を持つヒロイン・泉澄リナを浚われてしまう。 惑星リリーパへと連れ去られたリナは【若人】の新たな依代となり、封印されていた【若人】の残滓*3が完全覚醒してしまう。 完全覚醒した【若人】はゲーム内の姿とは異なり、飛翔を得て飛行能力を有し、A.I.Sの軍勢を瞬殺し、更には新型フォトン粒子砲すら撃ち返すほどの力を得てしまっていた。 しかし、新型粒子砲を破るも【若人】もダメージを受け地表に落下。沈黙した隙を突いて、イツキは体内へと突入し、囚われていたリナの救出に成功する。 依代を失いながらも狂乱する【若人】に対してイツキ、リナ、アイカの3人は持てる力を振り絞って新必殺技「スターゲイザー」により一撃を加え、ついにはその肉体を破壊した。 だが、肉体を失いながらなお【若人】は完全には消滅しておらず…。
強制送還によってイツキらを地球に送り返したアイカは残った残滓を燐具・フローレンベルクを用いて体内に吸収、自分の身体ごとアプレンティスの封印を試みる。 だが、アプレンティスの力は圧倒的であり、徐々に身体を侵食され、すんでの所でマトイに肩代わりされることで救われる。
エルミルの謀略によりマルガレータに大量の因子が植え付けられてしまう。
こうしてマルガレータの魂はプレイヤーの精神へと連れてこられた。 しかし、マルガレータは利用されるだけだった「未来の自分」に同情し、オラクルのマルガレータも一緒に連れてきてしまっていた。 この時、オラクルのマルガレータは【若人】から解放されたようで、白と黄金色を基調としたエレティックレーヌのような衣装を身にした姿で、プレイヤーやマルガレータの意識と接触する。
ルーサーとは相変わらず仲が悪く、互いに失言の応酬を交わしている。 その際にオラクルのマルガレータは自らの本名である「マルガレータ」を名乗り、この時初めて表記が【若人】からこちらに変わっている。 ルーサーには彼女の心情がお見通しだったようで、プレイヤーに力を貸すのは彼/彼女が気に入ったからだと指摘している。 また彼女には以前のような余裕がなく、ルーサー相手にかなりムキになっていたため「(恐らく精神的に)僕の知る【若人】よりも若い」と独白された。
一方で二人のマルガレータから切り離され、依り代を完全に失った【若人】は混乱に乗じてその場から逃走し、行方は不明となっているが、マルガレータによると何処かで集まって再び形を成すと推測されている。
本編スタートから10年前を描いたコミカライズ作品。作者は木箱キユ。
10年前の【若人】が登場。 惑星リリーパに向かったメルフォンシーナの前に現れ、ダーク・ラグネをけしかけて嬲り殺しにしようとする。
突如として現れた二代目クラリスクレイスと交戦する中、シーナを捕らえて殺そうとするがクラリスクレイスの攻撃により右腕を切断されてしまう。 窮地に陥った【若人】だがルーサーの手引きにより脱する。
ルーサーの手引きによりアークスシップの市街地を襲撃し、そこへ居合わせた幼い女の子を殺そうとする【若人】。 直後、駆けつけたクラリスクレイスと戦闘になり、彼女は女の子にクラリッサを渡してその場から逃がしてしまう。 この機を逃さず【若人】は「ファルス・アプレジナ」へと形態を変えクラリスクレイスに襲い掛かる。
クラリスクレイスのデタラメな攻撃力に圧される【若人】だったが、ルーサーの入れ知恵により「魅了」の能力でアークスたちを洗脳しけしかけることで形勢逆転する。 しかしそこへ現れたシーナによって邪魔をされてしまい、今度は彼女を魅了で操りクラリスクレイスを殺させようとするが「クラリスクレイスを守りたい」という思いにより破られてしまう。
シーナが作った一瞬のスキを突かれ、クラリスクレイスにクラリッサを突きさされ力を吸われてしまう。最期は老婆の姿となり活動を停止した。 直後、現れた【双子】によって喰らわれ複数の模倣体として使役され、居合わせたゲッテムハルトとシーナに襲い掛かる。 クラリスクレイスもまた【若人】の力を喰らった影響によりダーカーの力が暴走し、【深遠なる闇】になりかけてしまう。 戦いの最中、絶大な力を振るったクラリスクレイスによって【若人】の複製体と【双子】は消滅した。
正確な情報が公表されていないため推測となる点にご注意ください。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示